身の回りの課題を学習する

例えば、LLMにバットとボール問題を聞いてみる。

バットとボールは合わせて1,100円。バットの値段はボールより1,000円高い。ではボールはいくら？

バットの値段をxとすると、ボールの値段はx-1000円と表すことができます。問題の条件により、バットとボールの合計価格は1,100円なので、以下の方程式が成り立ちます。

x + (x-1000) = 1100

これを計算すると、

2x – 1000 = 1100

2x = 2100

x = 1050

よって、バットの値段は1,050円であり、ボールの値段はバットの値段から1,000円引いた1,050円-1,000円＝50円となります。つまり、ボールは50円です。

この問題は、直感的に考えると誤った答えを導きがちな問題です。多くの人が最初に「ボールの値段は100円」と答える傾向がありますが、これは誤った答えです。正しい答えは、バットが1,050円で、ボールが50円であるというものです。

この問題は、直感的な思考が合理的な思考と異なる場合があることを示し、人間の思考や判断について考えるうえで重要な問題の一つです。